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夏休み Kindle版
離婚するときは一緒にしよう……僕と妻と吉田くん夫妻は、妻同士の絆で繋がる2つのカップル。永遠と一瞬が交錯するフシギな夏。吉田くんの家出をきっかけに始まった僕らの旅の行方は? 文藝賞受賞作『リレキショ』に続く、第二作!
- 言語日本語
- 出版社河出書房新社
- 発売日2003/6/30
- ファイルサイズ886 KB
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
離婚するときは一緒にしよう…。僕と吉田くん夫妻は、妻同士の絆で繋がる2つのカップル。永遠と一瞬が交錯する不思議な夏。吉田くんの家出をきっかけに始まった僕らの旅の行方は? 『文芸』掲載を単行本化。
著者について
中村 航 (ナカムラ コウ)
1969年岐阜県生まれ。『リレキショ』が第39回文藝賞を受賞。
1969年岐阜県生まれ。『リレキショ』が第39回文藝賞を受賞。
登録情報
- ASIN : B00BHAJL4I
- 出版社 : 河出書房新社 (2003/6/30)
- 発売日 : 2003/6/30
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 886 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効にされていません
- Word Wise : 有効にされていません
- 付箋メモ : Kindle Scribeで
- 本の長さ : 171ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 382,255位Kindleストア (Kindleストアの売れ筋ランキングを見る)
- - 42,063位日本の小説・文芸
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2014年7月27日に日本でレビュー済み
なぜか買って十年近く本棚の目につくところにずっと置かれたままになっていたのを、学校勤めのおかげて半世紀近くのこの年まで夏休み気分を味わわせてもらっての今年の夏休み最初の土日に読みました。読みはじめてすぐに、実は登場人物たちと同様、まぁこちらは家族サービスではありますが、温泉でのんびりカフェオレなんぞを飲みながらページをめくり、カール・ゴッチの名を目にするまでもなく、至るところに散りばめられたプロレスの縁語に敏感に反応しつつ、ドライブにフロイドはないよな、いや、意外に合うかも、とか、ネオアコという久しぶりに目にした言葉には、しばし感慨に耽ったりしました。それでも、どうしてもどこか作品に入っていけない、むしろ作品からの疎外感を感じてしまったのは、ひとえに登場人物たちとの年齢の違いにあるように思いました。やはり十年前に読めば良かったです。ただ、この表紙の絵は、あまり内容を反映していないのみならず、別の内容を連想させてしまうミスリードを引き起こさせかねないように思います。
2012年8月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
自分と重なる所があるので読むのを辞める事が出来ません。沢山購入しましたので暫くの間、満喫出来ます。
2014年9月6日に日本でレビュー済み
『リレキショ』で第39回文藝賞を受賞された著者が、翌年に発表した
作品で、第129回芥川賞候補作品になった作品である。
物語はタイトルが示す通り夏休みの出来事を、主人公・マモルの一人
称で書かれている。マモルはユキと結婚したことを機に、ユキの母親
と一緒に暮らすことになる。そして、マモルとユキとほぼ同時に結婚
したのが友人の吉田くんと舞子さん。マモルと吉田くんは「義理の友だ
ち」という関係になり、どちらかが離婚することがあればもう一方も
離婚するという「密約」を交わす。
この2組の夫婦を中心にしながら、ある日突然吉田くんが「10日間ほ
ど留守にします。必ず戻ります。」という書置きを残して家出するこ
とで物語が動き出す。ユキと舞子さんは、吉田くんを探す旅に出る。
吉田くんが戻ってからは、マモルと2人でユキと舞子さんの旅先へ向
かうが、次々に電報で指示が届き、なかなか合流できない。そして、
吉田くんを許すかどうかをテレビゲームで決めることになったが…。
平易な言葉ですがすがしく綴られたお話です。読みやすく、普段あまり
小説を読まない方でも抵抗なく読める雰囲気のある本です。ただ、逆に
言うと、やや軽く感じる本でもあります。4人の行動も、会話も、そし
て最後の関係を決めるのがテレビゲームでの決選というのも何とも軽い
印象を受けてしまいます。また、最初に重要人物として描かれていた
ユキの母親「ママ」が、中盤以降の展開上の重要性がなく、異色な印象
が残ってしまうし、4人のキャラクターもはっきりしない印象を受ける。
好みの問題ではありますが、いい意味でも悪い意味でも軽い作品なので、
読みやすいという点はありますが、物足りなく感じるかもしれない作品
だと思います。特許やカメラ分解や仕様書など、工業大卒の著者らしさ
も感じる作品です。なお、表紙の絵は物語を端的に表すものではないの
で注意してください。
作品で、第129回芥川賞候補作品になった作品である。
物語はタイトルが示す通り夏休みの出来事を、主人公・マモルの一人
称で書かれている。マモルはユキと結婚したことを機に、ユキの母親
と一緒に暮らすことになる。そして、マモルとユキとほぼ同時に結婚
したのが友人の吉田くんと舞子さん。マモルと吉田くんは「義理の友だ
ち」という関係になり、どちらかが離婚することがあればもう一方も
離婚するという「密約」を交わす。
この2組の夫婦を中心にしながら、ある日突然吉田くんが「10日間ほ
ど留守にします。必ず戻ります。」という書置きを残して家出するこ
とで物語が動き出す。ユキと舞子さんは、吉田くんを探す旅に出る。
吉田くんが戻ってからは、マモルと2人でユキと舞子さんの旅先へ向
かうが、次々に電報で指示が届き、なかなか合流できない。そして、
吉田くんを許すかどうかをテレビゲームで決めることになったが…。
平易な言葉ですがすがしく綴られたお話です。読みやすく、普段あまり
小説を読まない方でも抵抗なく読める雰囲気のある本です。ただ、逆に
言うと、やや軽く感じる本でもあります。4人の行動も、会話も、そし
て最後の関係を決めるのがテレビゲームでの決選というのも何とも軽い
印象を受けてしまいます。また、最初に重要人物として描かれていた
ユキの母親「ママ」が、中盤以降の展開上の重要性がなく、異色な印象
が残ってしまうし、4人のキャラクターもはっきりしない印象を受ける。
好みの問題ではありますが、いい意味でも悪い意味でも軽い作品なので、
読みやすいという点はありますが、物足りなく感じるかもしれない作品
だと思います。特許やカメラ分解や仕様書など、工業大卒の著者らしさ
も感じる作品です。なお、表紙の絵は物語を端的に表すものではないの
で注意してください。
2006年7月22日に日本でレビュー済み
第一作「リレキショ」同様、ここに登場する人物間の人間関係が不思議である。
マモルとユキの夫婦と、ユキの友達である舞子と吉田君夫妻。
嫁の友達の旦那であるから義友達の関係と勝手に決めた、マモルと吉田君。
この二組の夫婦と、義友達の微妙な関係は面白い。
突然の吉田君の家出。
そして、そんな吉田君とマモルがとある事情で二人で草津温泉へ行くことになる。
友達でもない“義友達”の関係の二人旅は、なかなか味わえないものだろう。
普通、そんな関係のものが二人きりで旅行することはない。
私もそのような経験はないので、その件は面白い。
その後、吉田君の家出の落とし前をゲームでつけるところは、陳腐すぎるので面白くはなかった。
結果はわかっているとはいえ、ゲームで落とし前とは少し軽すぎる。
前作「リレキショ」のガソリンスタンドの店員を意識した登場人物、レンタカー屋の工藤さんは、前作ほどのアクセントはなかったし、リカのママも中途半端な登場人物だった。
中村航の書き方は、淡々として彼自身の味が感じられ、私は好きである。
しかし、今回は「リレキショ」同様の不思議な人間関係を描くにしては、ストーリーに深みがなく、上手く描ききれなかったと思う。
マモルとユキの夫婦と、ユキの友達である舞子と吉田君夫妻。
嫁の友達の旦那であるから義友達の関係と勝手に決めた、マモルと吉田君。
この二組の夫婦と、義友達の微妙な関係は面白い。
突然の吉田君の家出。
そして、そんな吉田君とマモルがとある事情で二人で草津温泉へ行くことになる。
友達でもない“義友達”の関係の二人旅は、なかなか味わえないものだろう。
普通、そんな関係のものが二人きりで旅行することはない。
私もそのような経験はないので、その件は面白い。
その後、吉田君の家出の落とし前をゲームでつけるところは、陳腐すぎるので面白くはなかった。
結果はわかっているとはいえ、ゲームで落とし前とは少し軽すぎる。
前作「リレキショ」のガソリンスタンドの店員を意識した登場人物、レンタカー屋の工藤さんは、前作ほどのアクセントはなかったし、リカのママも中途半端な登場人物だった。
中村航の書き方は、淡々として彼自身の味が感じられ、私は好きである。
しかし、今回は「リレキショ」同様の不思議な人間関係を描くにしては、ストーリーに深みがなく、上手く描ききれなかったと思う。
2006年6月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
著者はデビュー間もないとは思えないほどしっかりとした文体と、その文体にあった世界観とも言うべき空気がマッチしているのが印象的。
すっと読めるというよりも、自然と読み進めている。そういう空気が漂っていて、読了感も爽やか。
不思議な魅力のある小説です。
すっと読めるというよりも、自然と読み進めている。そういう空気が漂っていて、読了感も爽やか。
不思議な魅力のある小説です。
2013年11月9日に日本でレビュー済み
中村航さんのファンです。
今回もまた、独特のあたたかさと慈愛、そしてユーモアを含んだ作風にやられました。
あっさり、と表現される方もいらっしゃいますが、なんというか中村航さんの作品は「ほほえみ」がとても似合うように思います。
爆笑、でもなく、嘲笑、でもありません。
おだやかで、優しさに満ちています。
好みが分かれるところでしょうが、他作品に好印象を持たれている方なら確実に満足できるでしょうね。
今回もまた、独特のあたたかさと慈愛、そしてユーモアを含んだ作風にやられました。
あっさり、と表現される方もいらっしゃいますが、なんというか中村航さんの作品は「ほほえみ」がとても似合うように思います。
爆笑、でもなく、嘲笑、でもありません。
おだやかで、優しさに満ちています。
好みが分かれるところでしょうが、他作品に好印象を持たれている方なら確実に満足できるでしょうね。
2006年6月25日に日本でレビュー済み
「ぐるぐるまわる滑り台」や「リレキショ」のような、鋭角的なテーマはない。まっとうな社会人の、でもまだ若い夫婦の、ままごとのような日常が描かれている。はじめから人生のベテランでいる人なんていない。最初は誰でもままごとから始めるのだ。
マリオのテレビゲームが大きく題材として取り上げられていて、そこで雰囲気がつかめるだろう。バイオハザードやストリートファイターズのようなリアリティーがなく、シミュレーションやRPGのような別世界でもなく、なんだかまがいものみたいな対戦ゲーム。
この生き方でいいのかどうか自信のもてない、でも至極まっとうな若者達の物語だった。
マリオのテレビゲームが大きく題材として取り上げられていて、そこで雰囲気がつかめるだろう。バイオハザードやストリートファイターズのようなリアリティーがなく、シミュレーションやRPGのような別世界でもなく、なんだかまがいものみたいな対戦ゲーム。
この生き方でいいのかどうか自信のもてない、でも至極まっとうな若者達の物語だった。
2018年10月25日に日本でレビュー済み
妻の友達の旦那が家出した為、妻と友達で旦那を探しに旅に出るも、その旦那が家に帰って来た為、私とその旦那で妻達を迎えに行く。結局、二人には会えないが、果たし状が渡された。内容は家出したことに対してtvゲームで対決するとの事。勝てば家出を許され、負ければ離婚。真剣勝負の結果は如何に。。っていう感じの話です。内容は衝撃的な事件があるわけでもなく、夫婦喧嘩をこじらせた内容でしたが、爽やかで今風の書き方もあってかすらすら読めました。凄い面白い訳でもなく、凄いつまんない訳でもなくって感じでした。吉田くんとマモル君が徐々に仲良くなっていくのですが、もっと親しくなれたらもっと感情移入できたかもしれません。大人の男同士なので仲良くなるって現実世界では結構難しいのですが、逆にそれがフツー過ぎました。本の内容を1ヵ月後、言ってみてと言われても、忘れてしまい言えないかもしれません笑。